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株の基本を学ぼう。自社株買い

自社株買いとは、別名 自己株取得ともいい、その名の通り、自社の株を買う事を指します。配当の場合はすべての株主が現金で受け取れますが、自社株買いは現金化するか選択できます。知っている人も多いのですが、以前までは自社株買いは債権者保護の立場から原則的に禁止されていました。自社株買いは、歴史的には割と浅い株の購入の選択肢なのです。

今回は、自社株式取得(自社株買い)について簡単に解説させてもらいます。

■自社株買いのメリット
自社株買いのメリットはたくさんありますが一般的なメリットはバランスシートの圧縮や株主への利益配分に繋がることです。過去に発行した自社株を買い戻し、自社株を利益等で消却することでバランスシートの圧縮や株主への利益配分が可能となるのです。しかし買い戻しには上限があり、会社の情勢や経営状態によっては変更もありえます。

■自社株買い行為の過去と歴史
以前までは自社株買いは債権者保護の立場から原則的に禁止されていました。1994年になって自社株買いが認められるようになりましたが、財源という目的を限定した形のものでした。さらに自社株消却(株式消却)やストックオプションの付与等目的が制限されていました。
2008y06m19d_224926265.jpgしかし、2001年以降は商法改正により、目的を定めず金庫株として保有できるようになりました。そして取締役会で自社株買いの時期や量を決められるようになったのが2003年の9月以降の事です。

■資本効率を表す指標それがROE
資本効率を表す指標は株主資本利益率ROEを使うのが一般的です。参考までに、ROEはReturn On Equityの頭文字をとった呼び名です。資本効率とは株主資本を効率的に利益反映させているかどうかの数値です。それを判断するのにROEの指標を使うのです。つまりROEは株主資本を効率的に利益を上げたかを示す指標なのです。

■投資家が投資判断をするひとつの指標がROE
利益が資本を上回っているならばROEは上昇します。一般的に投資家が投資判断の適否を決めるときに参考にするのはROEや1株あたりの利益です。

企業が自社株式取得(自社株買い)を行うにあたって多くを占める理由は、資本効率の改善をし、株主利益を増やすことが目的です。こういう背景は最近では多いようです。



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