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株の基本を学ぼう。 配当金

株の取引に欠かせない基本的用語である配当金と譲渡益。
実際に株の取引に関わっている人や株に興味があり少しでも勉強された人なら必ず知っている言葉だと思います。今回はそんな基本的な株用語である配当金と譲渡益について少し解説していきたいと思います。

■配当金(インカムゲイン)と譲渡益(キャピタルゲイン)
株には配当金(インカムゲイン)という株主に儲けを還元するものがあります。配当金(インカムゲイン)は保有し続けることによって得られる現金収入のことです。もっと正確にいうと、配当金(インカムゲイン)は株主が利益配当請求権に基づいて利益の分配を受け取れることです。

2008y05m07d_224333750.jpgさらに配当金には種類があり、一般的な配当は「普通配当」と呼ばれ、企業の業績が増益した期に配当される配当は「特別配当」とよばれます。また会社の創立記念や上場時に増額する配当は「記念配当」と呼ばれます。配当は企業によって違いますが、配当が年に1回のところもあれば中間配当といった、2回に分ける企業もあります。

それに対して、保有している資産の価格が値上がりしてそれを売却して得た利益は譲渡益(キャピタルゲイン)といいます。日本の株式市場の風潮は、キャピタルゲインを狙った投資手法が主流であるといわれていますが、配当金(インカムゲイン)や優待などが魅力的な優良な企業は存在します。

■株主として配当金を貰う為に
株主として配当金を貰う為に必要なことは、権利確定日に株を所有していないといけないということです。株の保有期間は関係なく、極端なことを言ってしまえば、権利確定日だけ株を所有していればいいのです。

しかし、権利確定日に株主になるには、最低でも権利確定日の4営業日前までに株を購入しなければいけません。株主の名簿に載るまでに時間がかかるため、それ以降に株を購入しても権利落ち日になってしまい、配当金が得られなくなってしまいます。

また、配当の権利がなくなる翌日に株価が急激に下落してしまい、配当金よりも下がってしまうと損をしてしまうことが多いようです。一般的に権利落ち日の株価は、配当金の分だけ値下がりするのが普通のようですね。権利を取った後は、株主総会決議の通知と一緒に通知書が送られてきます。その通知を持って郵便局や銀行に持っていくと換金できます。

実際に株主総会決議の通知を見てみたいという人は、検索ボックスに「株主総会決議 通知」と入力すれば主だった企業の通知が見れますの参考までにどうぞ。



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